迫る初夏

(この記事は夏のはじめごろに書いて、投稿したと思ったらしていなかったものです。本文中に、現在の季節感にそぐわない表現がありますが、書き手の意思を尊重するためそのままでお送りします)



映像作品などのなかで、よく、夏の表現としてセミの声が使われることがありますね。あれってやはり、一握りの優れたセミが選ばれているのだなあと思います。

というのもですよ、最近ではうちの近所でもセミが鳴いているのですが、これがあまりにもひどいのです。ミーンミーンとかじゃないんです。もうエ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛ーーーーーーィとかそんなんばっかりなのです。夏の風物詩とか言っていいレベルには程遠い。しかも複数の個体がタイミングをずらして鳴くものだから、このドリルみたいな騒音が途切れることがないのです。うるさすぎる。前世で業を重ねた悪い歯医者があれに転生するに違いない・・・。


そんなわけで、声優が、演技や声質にすぐれた人間であることと同じように、さまざまな作品において音響効果として使われるセミもまた、いわばプロだったのだなあと思ったわけです。虫なんてどれでもいっしょでしょ?だなんてとんでもない。よく聞くあの音声は多くのセミのなかから声のよさで選ばれた、一握りのセミの声だったのです。すごい。いわばやつらはプロのセミです。プロセミ。セミプロです。



それが言いたかっただけです。
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